藤巻亮太

睡蓮の池のほとりの砂利道
そう　細い肩から下げたカメラ

Read more

風がやんだ日の春は眩しい土の匂い
あなたの背中にはいつも大きな日が差してた

Read more

七月の雨に打たれて　蝉の噎びが止んでしまった
お囃子は言霊に乗り　高鳴る胸に世界は踊る

Read more

ぼんやり日が落ちて　輝く星　太陽の贈り物
曖昧な地平線　その向こうでも人は営んでる

Read more

さくらの花が咲いているよ
君を包んで咲いているよ

Read more

光の中で闇が生まれて
大きく秤をくずしてしまう時

Read more

どうしようもない愛しさを
何に例えられようか

Read more

八月一週目 変化の兆し
南へ吹く風 線路越えて

Read more

あっという間に時代の流れが変わった
この頃だけれど

Read more

木星軌道ほどの大きさで
ベテルギウスの孤独は膨れ上がった

Read more