佳山明生

想い出残る　この部屋を
明日私は　出てゆくわ

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知床の岬に　はまなすの咲くころ
思い出しておくれ　俺たちの事を

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過去になった女ですか　あなたにとって私は
棄てられて傷ついた

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もし　オレが死んでも　くよくよせずに
しっかり生きろと　言ってたくせに

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生きることが　下手なお前は
貧乏くじでも　笑って引いて

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公衆電話の　2回切り
それが合図だなんて

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あなたの姿　隠すよに
アカシア舞い散る　北の町

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黄昏がにじむ　雨上がりの街
二人で歩いた桟橋　濡れた肩を抱き寄せ

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思い出　なつかし
あの　テネシー・ワルツ

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秋の風が　枯れ葉を
どこかへ　連れてゆく

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