I’s

風吹くたびに逃げる意地悪な世界へ
夢なんて見なければ何も痛くないの

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鬱ぎみにダレた夜明けにぼくは俯きながら
汚れた足先で水を揺らして　また明日があるならと切り刻んでいた

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目覚まし時計の音が聞こえなくなる　朝も夜も来ない
部屋の隅はへにゃへにゃで　コンクリートは溶けてた

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屋上から眺めた校庭　迷い込んだ犬　生ぬるい風と潰れた銀杏の匂い
臭いねって笑う君がいたスカートひらり　記憶しておくよ君の今日の色を

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あの漫画のスーパーヒーローになんてなれやしない
眠る頃には日が登るルーティン繰り返す

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じゅうであたまをうちぬいて
おおごえでさけんでみたい

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窓に映る僕の顔　前髪で隠れて霞んだ世界
青く染まった顔を剥がしてチラつく花の匂い

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