高田みづえ

とめどない涙は 誰の為
すぎさりぬ思いは 誰の為

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マンションの窓灯りがまた一つ消えてゆく
幸福に暮らしている貴方を見つけただけね

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あの人あなたとつきあいたいなんて
男のくせにもじもじしてね

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悲しいのでしょうと 夢の中
見知らぬ人の問いかけに

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しゃれた日焼けに 涙が流れる
あぁ 秋かしら

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人もうらやむよな仲が いつも自慢のふたりだった
あなたとならどこまでも ゆけるつもりでいたのに

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長い髪を なびかせて
海辺の向うにかけてゆく

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耳もと すべる涙で
めざめた 夢の余韻が

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雨の街に 呼び出されて
傘も 持たずに とんできた

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おまえが好きだと 耳元で言った
そんなヒロシにだまされ

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