鈴木友里絵

いつも通りの朝　あなたがいることも　あたりまえだった
こうして笑うことも　泣くことも全部　あたりまえだった

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肌寒い風が　潮の香りを乗せて
人混みの中を通り過ぎる

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もしも　僕があと少しだけ
そばにいられるんだとしたら

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髪を黒く染めました
お気に入りだった　光る光る金色の髪を染めました

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美しいものばかりが目に入るな
惨めな想いだけはしたくないんだ

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息を吸って、吐いて、吸って
鼻を刺すような冷たい風が肺を焦がす

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