最上川司

夜に消え行く　君の後ろ影が
響く靴音　胸の奥に残る

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そろたそろたよ　笠踊りそろた
やっしょまかしょ

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人生の全てを　捧げる想いが　紅をさして和装をまとい
生き様を舞台に　重ねて演じる　歴史を受け継ぐ日々たち

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恋の左沢(あてらざわ)　情けの酒田
女ごころの　紅花のせて

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夜風が頬をなでて　集う川の岸
幼き日々を追いかけて　心へと旅する

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春うらら霞城　やさしく風が吹き
別れに涙しては　新たな旅　汽車はゆく

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弥生桜に包まれて
あなたにさよなら言えず離れてた

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風吹く土手に　ひとり佇めば
咲いた桜が　ほほえむように君を包んでゆく

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上野発の夜行列車　おりた時から
青森駅は　雪の中

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