新沼謙治

ちっぽけな自分に ため息こぼれたら
君に会いに行こう

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北の旅路の 行き着く先は
ふたり暮らした この町だった

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波の音さえ泣いてる港町
恋と別れが一緒に来る港町

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おまえが泣いて 泣いているような
露地の灯りに 雨がふる

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浜の爺様が　酔うたび闻かす
伝え语りの　キラクの话

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爽(さわ)やかな　朝靄(あさもや)の中を
静かに　流れる川

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