山崎ハコ

小さな雨がふっている 一人髪をぬらしている
長い坂の上から 鐘がかすかに聞こえる

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うちはよ ふるさと 今でも好きよ
青紫の てっせん恋し

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私の目の前の白い花
人目にもつかず咲いているけれど

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ひとり飲む酒 悲しくて
映るグラスはブルースの色

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カモメ追うよな　目の先に
夢のホテルが　そびえ立つ

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それはもう遠い昔の唄だね
それとも又甦ってくる唄かも

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何のために今まで そして今からも
生きているのか

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青い空 白い雲 菜の花の小道を
かけまわり ちょうちょとり遊んだふるさと

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ゆううつな毎日をどうしよう
歌をきいても酒をのんでも直らない

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遠賀川 土手の向こうにボタ山の
三つ並んで見えとらす

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