吉岡亜衣加

笑顔の景色　集めて
知らない世界　飛び出そう！

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春の陽を浴びて　翔び立つ
小さな鳥の様に

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夜の嵐が唸りをあげながら
今宵　薄紅(うすくれない)の花びらたちを散らしてゆく

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言葉にすれば　ほんの
一片(ひとひら)の言の葉

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あゝ　貴方の往く道が　私の進む道
ひそかに心に刻む

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眩き天(そら)を仰げば其処に
見ゆる 鮮やかな面影

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はらりはらり 散りゆく花よ
何思って大地へ還る

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天つ風(あまつかぜ)よ 時の羽(ときのは)さえ
この思ひは 十六夜に…

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浅葱色の天空(そら)がいま　燃えてゆく
遙か落日　人も国も染め抜いて

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風は騒ぎ　闇は軋む
刻告げの予兆(きざし)が如く

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