中田裕二

夢から覚めて　ひとりきり
とり残された身体

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何も譲れないましてこんな
卑怯な顔ぶれのトーテムポール

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サイレンの中で立ち尽くす
塞げば塞ぐほど鳴り響く

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きれいな　とてもきれいな　木漏れ日の中でそよぐ君は
途方もなくこじれた　この世で　ただひとつの太陽さ

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月面を歩くみたいだ
君の肌の手触りと

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さあ　そろそろ中継地点
スタミナの残量を調整して

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我らに手を貸せ　我らに知恵貸せ
どうせなら未来ある　なんとも深みのある

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誰もが敵で　耳鳴りのようなディスコード
望む言葉は　探しても聞こえてこない

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不甲斐ない夜に　背中を預けて
ため息を燻らせていたのさ

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やがて雨あられ過ぎ去って　鳥のさえずりと朝は来る
何処で　どうやって君は来た　手繰り寄せる糸の向こうから

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