片平里菜

一匹でいたって悪かない
我が身守って噛み付いてやるさ

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期待して待ってるだけじゃ　時間は遠のいて
手元を気にしてばかりじゃ　景色は通り過ぎて

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わたしは今、空に浮かんでる
重たいほどの　夢を乗せて

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あたしの教室によく遊びに来るよね
ウワサで聞いてた 目もよく合うし

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誰かまた　とりとめのない暴言を
つぶれたシューズを　今日も　はき捨てる

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扉は開け放たれたのに　外に出るのがこわいなんて
長いこと閉じ込められてた　小鳥のように臆病なんだ

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いつでも思い通りにしたいなんて
もうどこにも通用しない

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東京　甘えてんなもっとちゃんとやれよ
こんなもんでいいだろって　なんとなくこなして

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覚えたての鏡の文字で　一生懸命書いた手紙を
いつも喜んでほめてくれた　大事にしまっておいてくれてた

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見たまんまの　いかにもテキトーな
フザけた男と思ってたんやろ

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