春瀬烈

ハッピーエンドは見込めないな
こんな生き様では

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いまじゃ言いたいことはひとつもないわ
この後に及び猿芝居

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あなた以外まるで意味ない
なんて言えるほど馬鹿じゃない

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ここは埃を被った映画館の中だ
二人だけが見返す映画

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私、恋をしたまま死んでいきたいと
思って夜を過ごしている

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腕にそっと触れていた。
長い睫毛の影を、私は夏の影に準えた。

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この花は永くあるでしょうか
熟れる香りをあなたは知らない、触れることもない

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花が咲くのを待っていたんだ、あなたと二人で。
いつごろだろうか。僕は間に合うだろうか？

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雨が降っては　辿り着ける場所もないから　今のうちに　話しておこうか
あれから幾星霜　結局これで良かったのかな　詠み人知らずになる前に

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「絵を描いたのは人生に耐える手段なんだ」遠い話だった
生きてんのすらくだんなくて、もう諦めていた　そんな夜を描く

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