安全地帯

五月雨　降りしきる霧雨
Abbey Road のまねして渡る

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なにもないイスがある
「小石」はじけて「水の輪」

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息が溶けて 朝露となる
天窓に 切り取られた

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夜風のいたずらのように
そっと指にふれた

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悲しいのは この空があまりにも
美しい青だから なんのかげりもなくて

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雨は隙間もなく
ココロを湿らせる

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どこまてもつづく　白いフリーウェイ
空にとどく　彼方まで見わたす

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なつかしい夕やけと
ともだちの笑い声

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晴れた午後のまちかど
パレードがやってくる

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See
誰かが　忘れた絵の具で

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