タブレット純

夜更けの路地を　ただあてどもなく
見上げた空に　淡い月

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おしぼりをまるめたら　阿佐ヶ谷に夜がくる
おめがねに叶いたい　路地裏のミニクラブ

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お洒落に決めて　銀座
七色ネオン　灯れば

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私は薔薇から　生まれてきたんだもの
誰よりも　誰からも

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白い便箋に　胸をふるわせて
「お別れです」と　書きました

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降りそぼる　霙(みぞれ)に濡れて
泣きながら歩く　小町通り

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赤むらさきの　口紅(べに)をつけ
あなた　待つ夜の　ときめきよ

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つめたいガラスは　あなたのこころ
雨が打つ　指で追う

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